メールは日常の情報交換手段として、電話と同じように頻繁に使われるようになって来ました。大変便利なツールですが、中にはウイルス(悪事を働く不正プログラム)がメールと一緒に送りつけられてくることもあります。
不審なファイルがメールに添付された場合は、そのファイルを絶対に開いてはいけません。
ウイルスメールは差出人を詐称している場合もあるので、差出人が知人であっても、安易に開くのはやめましょう。
OSやソフトウェアの欠陥を「セキュリティホール」と呼びます。 セキュリティホールをそのままにしておくと、悪意のある第三者がそこを狙って不正に侵入してくる危険があります。 セキュリティホールを改善するには、更新プログラムを適用したり、ソフトウェアをバージョンアップしたりします。 一般的に、更新プログラムは製造元から提供されていますので、定期的に製造元のホームページをのぞくと良いでしょう。
マイクロソフトウィンドウズやOfficeなどを利用している場合は、Microsoft Updateからアップデートしてください。
インターネット上の情報を見るために必ず利用しているアプリケーションが「Webブラウザ」です。Webブラウザにはウィンドウズに標準装備されているインターネットエクスプローラをはじめ、Firefoxなどがあります。
ブラウザには「ActiveX」「Cookie」などのさまざまな技術が組み込まれています。その機能によって、プログラムを実行したり、動きのある画面を生み出したり、入力の手間を省いたりしているのです。しかし、便利な機能も悪用されれば被害をもたらす元になってしまいます。悪意のあるプログラムが勝手にダウンロードされたり、プライバシーにかかわる情報が送受信されたりするのは困ります。ブラウザの初期設定を見直して、安全性を向上させましょう。
ここではインターネットエクスプローラでの設定についてご説明します。
「Cookie」は主に、一度設定したWebページの閲覧方法の保管やオンラインショッピングのWebページで、過去に購入した商品の情報の記録などに使用されます。プライバシーの問題から、サーバ側に情報が送られるのが嫌だという場合には、ブラウザのCookieの要求を無視する設定にしておくことができます。 Cookieの設定変更方法はこちら
「ActiveX」は、Webブラウザで使えない機能を 拡張するためのさまざまなソフトウェアの総称といえます。BIGLOBEでは、ActiveXコントロールをご利用いただくために推奨の設定方法をご案内しています。 ActiveXの設定変更方法はこちら
日常生活の中でパスワードを使う場面は多いものです。インターネットやメールを利用する場合は、接続パスワードやメールパスワードを使います。そのほか、Windowsのログオンやネットショップでの買い物などでもパスワードを使うことでしょう。パスワードは本人確認という重要な役割を持っています。キャッシュカードの暗証番号と同じように、他人に知られないように、しっかりと管理しましょう。
パスワード管理の基本は次の通りです。変更したパスワードを忘れないようにすることも重要です。種類が多くて記憶しきれない場合には、パスワードを暗号化して保存しておけるパスワード管理ソフトを利用する手もあります。
1.数ヶ月に一回は変更する
2.他人の目に触れないように管理する(パソコンにパスワードのメモを貼り付けるのは絶対にNG。できれば暗記しましょう)
3.他人に推測されにくいパスワードにする(名前や生年月日といった容易に推測できるパスワードはNG)
画像やデザイン文字を使って表現したメールをHTMLメールと言います。HTMLメールは見た目も美しく、楽しい表現ができる半面、様々な仕組みを埋め込むことができるため、ウイルスを忍び込ませるなど、悪意のある細工も可能です。また、メールを開くだけでメールアドレスが、存在することを相手に知らせてしまいます。HTMLのプレビュー機能はOFFに設定し、HTMLの表示は必要な場合だけにしましょう。 OutlookExpressの場合の設定方法はこちら
セキュリティ対策が不十分だと、ウイルス感染などによってパソコンの調子が悪くなることがあります。ウイルス対策ソフトで後から駆除できれば良いのですが、ウイルス対策ソフトを機能させないようにする悪質なものもあります。また、セキュリティ対策が万全でも、パソコンが故障することだってあります。
メール、アドレス帳、作成した書類、撮影した写真、お気に入り、スケジュール等、急に消えてしまうと困るデータは意外に多いものです。
ウイルス感染や故障の際、最悪の場合OSを再インストールしなければなりません。ハードディスク上のデータをすべて消してシステムを入れなおすのです。ソフトウェアはCD-ROMやダウンロードなどで入れなおすことができますが、消えてしまった大切なデータは戻ってきません。必要なデータのバックアップを普段から定期的に取っておくようにしましょう。
CD-R、DVD-R、別のハードディスクなど、別の記憶媒体にコピー(複製)を取っておくのです。データのバックアップを取るための専用のソフトもありますし、OSにバックアップ機能が付属している場合もあります。