家族の写真、恋人からのメール、友達の連絡先……あなたの大切なデータは安全ですか?
パソコンが壊れて大事なデータを失ってしまった人や、操作を誤ってデータを消してしまった経験がある人は、平均すると53%も!「ハードディスクはいずれ壊れるものだ」と回答した人が75%以上、また「バックアップの必要性を感じる」と回答した人が85%も存在します。
バックアップとは、パソコン内にあるデータやプログラムを別の記憶媒体に保存することです。事前に別の媒体に移しておくことで、物理的な故障によるデータの損失や破損、ウイルス感染などに備えることができます。定期的に行うことが好ましく、万が一のトラブル発生時には、バックアップしたデータから復元することができます。
パソコンデータ更新のたびに、パソコンに内蔵されているハードディスクとは別の記憶媒体に、自分でコピーするなどして、バックアップを行う方法があります。外部の記憶媒体には、外付けのHDD(ハードディスク)やCD-R(-RW)、DVD-R(-RW)の他、オンラインストレージサービスなどがあります。それぞれメリットやデメリットがありますので、用意できる環境や、バックアップしたいデータの容量などを考慮して決めましょう。
【メリット】 | 【デメリット】 | |
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外付けHDD | ・データを保存できる容量が大きい ・さまざまな方法でバックアップや復元ができる |
機器が高価(1万〜数万円) |
DVD-R(-RW)/CD-R(-RW) | ・媒体の単価が安い(1枚100円〜数千円) ・複数の媒体にバックアップできる(複写して保存が可能) |
・書き込み可能なCD/DVDドライブが必要 ・保存容量に制限がある(CD-R:700MBまでDVD:片面一層4.7GB/片面二層8.5GBまで) |
オンラインストレージ | ・バックアップするのに機器や記憶媒体が不要 (サービスの利用申し込みなどは別途必要) ・信頼できるサービス事業者にデータの保存を任せられる |
・サービスによっては、保存容量に制限がある場合がある |